母子家庭の子育ての悩みと対処法

子育て

シングルマザーとして子どもを育てているお母さん。

その負担はとてつもないものだと思います。

 

これからシングルマザーになろうとしている方もいるでしょう。

 

様々な不安を抱えて新たな道へ進もうとしているお母さんへ、

”母子家庭”で子育てすることで一体どんな悩みが出てくるものなのか、

知っていきましょう。

 

 

1.母子家庭の大変なところ

 

母子家庭と聞くと、まず大変なイメージが浮かびますよね。

具体的にどんなことが大変なのか、挙げていきましょう。

 

 

○子どもと過ごせる時間が少ない

 

生活費などを稼ぐためには、お母さんが働きに出なければなりません。

 

そのためには、子どもが小さければ保育園に1日中預けたり、

学校に通っていれば放課後は一人で待たせなければなりませんよね

 

昼も夜も仕事をしているお母さんもいますから、

一緒に過ごせる時間が中々取れずに寂しい思いをさせてしまう、

子どもともっと一緒にいたい、と思うお母さんが多いでしょう。

 

 

○一人で母親と父親の両方の役割をしなければならない

 

例えば、肩車をしてくれる、

男の子であれば一緒にキャッチボールをしてくれる、

車でどこかへ連れて行ってくれるなど、

お父さんがしてくれるイメージが強いものってありますよね。

 

美味しいご飯を作ってくれるのはお母さん、とか。

 

うちにはお父さんがいないからあれはやってもらえない、

これもやってもらえない、なんて子どもに思わせないためにも、

お母さんは一人二役を演じなければいけません。

 

きっと「お父さんが欲しかった」なんて思わせることがないくらい、

満足させたいと思ってしまうからなのでしょう。

 

 

○経済的な余裕がない

 

家賃、食費、子どもの養育費・・全てを一人で賄わなければなりません。

何かあった時のための貯金をすることすら精一杯でしょう。

 

「外食したい」

「遊園地に行きたい」

「おもちゃが欲しい」

 

と言われても、叶えてあげられないことが多くなってしまいますよね。

 

 

○周りの目が気になる

 

「あそこの家はシングルマザーらしいよ」

「お前の家ってお父さんいないんだろ?」

 

相手の気持ちを考えられない人からこんなことを

思われたり言われたりすることがあるかもしれません。

 

自分は耐えられたとしても、

子どもに辛い思いをさせることは避けたいものですよね。

 

基本的には、母子家庭の大変さのほとんどはお母さんへの負担ですね。

収入、子育てなどに関して、親が2人いることと1人なことでは、

単純に足りないことが多すぎます。

それをお母さん一人で補っているのですから、プレッシャーも大きいでしょう。

 

その次に考えられのは、子どもの負担です。

 

我慢をさせてしまうことが多いですから、

その点も中々フォローが大変なところです。

 

しかし、母子家庭だからこその良い点も見つけることができましたよ。

 

 

2.母子家庭でよかったと思えること

 

◎母として、親として成長できる

 

”自分だけが子どもの親なんだ”と思うと、責任感も強く感じるでしょう。

子どもを守るため、強くたくましくなれることは、素晴らしいことです。

他の人にはない努力や経験も、成長させてくれることの要素なのでしょうね。

 

 

◎自分の判断で物事を進められる

 

子育ての方針、お金の使い道など、

一般的には夫婦で話し合って決めなければならないことはたくさんあります。

話し合いをしてもうまく結論が出ず、口論になるようなこともあるでしょう。

 

しかし、母子家庭ですと自分一人で全てを決めることができます。

親が喧嘩をしている姿というのは、子どもは見たくないものですから、

嫌な思いをさせることがありません。

 

 

・母子家庭が受けられる手当など

 

ひとり親ということで、生活が苦しくなることのないよう、

しっかり手当などが貰えるようになっています。

少しでも生活が楽になるよう、

このような手当や制度などをきちんと利用していってくださいね。

 

 

◎児童扶養手当

母子家庭にに対して支給している最も代表的な手当になります。

お母さんの収入によって貰える額が異なります。

 

◎児童手当

これは子育て世帯であれば誰でももらえる手当です。

 

◎児童育成手当

ひとり親となった子どもの福祉を守るための制度です。

しかし、実施している地域は限られているため、注意が必要です。

 

◎住宅手当

ひとり親世帯を対象に、家賃の一部を助成してもらえる制度です。

こちらも実施していない地域もあります。

 

◎生活保護を受ける

働けない、どうやっても生活が苦しい、などいくつかの条件を満たすと受けられるものです。

生活保護を受けると経済的なには余裕ができますが、

生活が制限されたり、少しでも収入が入ると

減額になったり打ち切りになる恐れがあるので注意が必要です。

 

 

3.まとめ

 

大変なことの方が多いですが、母子家庭だから幸せじゃない、

母子家庭だから大変だ、と決めつけるのはよくありません。

 

私の友人に、学生の時に親が離婚して、

そこから母親に育てられた人もいますが、

特に困ったことはないし家族仲良くやっていると言っていました。

 

私の旦那も母子家庭で育っていますが、お義母さんは初めて会った時に

「うちは一人で育ててきました」

と自信を持って言っていたのがとても印象に残っています。

 

周りがどう思うかではなく、本人たちがどう感じるかです。

 

子どもへ愛情をたっぷり注いであげることが何よりも大切だと、私は思います。

 

 

 

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